|
上で「新しいスタンダード」について取り上げたので、こちらでは「今後のジャズを支えるミュージシャン」を紹介しましょう。ブルーノート・レーベルに所属する若手ミュージシャン6人が、それまでブルーノートに録音された曲を「その曲、俺達だったらこう料理するぜ」ってな感じでアレンジを加え、演奏しているのがこのアルバムです。タイトル・アルバム名ともに「ニュー・ディレクション」という辺りが非常にわかりやすくて、良いです。
参加しているミュージシャンは面倒なのでいちいち説明しませんが、以前このコーナーで紹介したバイブラフォンのステフォン・ハリスは参加してます。私は彼の演奏が好きですし、その他の若手ミュージシャンもこれを買えばわかるなあ、と思って買ってみたんですが、これが思いのほか良かったです。曲自体は50〜60年代のものなんですが、アレンジが何とも90年代っぽくてかっこいいっす。
しかし、それにしても若い。リーダー格のグレッグ・オズビーはひとまわり年が上だけど、それ以外のメンバーはたぶん全員私より年下だと思われます。そんな彼らがこんな素晴らしい演奏をしているのを聴くと、ジャズの未来は明るいという気になる一方、「一体俺はこの歳まで何をしてきたんだろうか?」などとちょっとブルーになったりもしました。それはともかく、これからのジャズについて知りたい人、アコースティックなジャズの未来形を試してみたい人、ミュージシャンの先物買いをして「ジャズ通」を気取りたい人などに、このアルバムは是非オススメです。
|