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上で紹介したアルバムと全く同じタイトルのアルバム。こちらはアルト・サックス奏者のアート・ペッパーの作品です。白人のアルト奏者としては多分一番人気のあるミュージシャンだと思います。
アート・ペッパーはウェスト・コーストを代表するミュージシャンで、そのどこか陰のある美しい音色は、非常にオリジナリティに溢れています。渋くて格好良くて、この頃のアート・ペッパーの演奏を聴いていると自分がハードボイルドな世界にいるような気分になれます。しかし本人はこの頃からドラッグにハマり、入退院や出入獄を繰り返し、60年代はほとんどアルバムを残していません。しかし70年代初めに、麻薬患者療養センターでボランティアをしていた写真家ローリーさんと結婚してからは復活し(愛の力ってすごいのね)、亡くなるまでまた多くのアルバムを吹き込んだのでした。
このアルバムは、彼独自のロマンティシズムと哀愁感が同居した魅力に満ち溢れていて、非常に聴きごたえがあります。特に私が好きなのは「Blues
In」「Blues Out」という対をなすブルースです。ここで聴けるベースとアルト・サックスのみの音楽というのは、スローな曲調とともに、アート・ペッパーの魅力を堪能するのに最も優れたフォーマットのように思えます。もちろんその他の曲も素晴らしく、どれも心に深く染み入ります。
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