「Latin Jazz Live Album」特集

 Mambo Birdland / Tito Puente
アルバム名   Mambo Birdland
アーティスト   Tito Puente
製作年   1999
レーベル   RMM
レコード番号   0282840472(輸入盤)

 ティンバレスの王様、ティト・プエンテの最新ライブアルバムにして、今年のラテン・ジャズのグラミー賞受賞アルバムです。

 ティト・プエンテは、ティンバレスと呼ばれるキューバの打楽器奏者では右に出る者がいないほどの名手です。ティンバレスとは、ドラムに近い形をした浅い金属製の胴(パイラといいます)の片面にのみ皮を張った太鼓で、マンボやサルサでよく使われる楽器です。叩くときはコンガやボンゴのような太鼓と違い、手ではなくスティックを使います。その太鼓の音だけでもとにかく派手なんですが、さらにバイラの部分や並んで取りつけたカウベルもカンカンと鳴らして演奏するので、これがあるだけでステージは笑っちゃうほど盛り上がります。いや〜、ティンバレス、ホントにいいよ。この音色に私はすっかり惚れ込んでます。

 このアルバムは、ニューヨークにある老舗ジャズクラブ『バードランド』でのライブを録音したものです。今回はマンボやチャチャチャが全盛だった時代の名曲を取り上げていて、聴きやすく親しみやすいアルバムになっています。リッキー・マーティンやジェニファー・ロペスのおかげで盛り上がっているラテン音楽ですが(あとヒロミ・ヒデキ・ゴローも含めるべきか?)、それに飽きたら是非ティトを試して欲しいと思います。



 Latin Soul / Poncho Sanchez
アルバム名   Latin Soul
アーティスト   Poncho Sanchez
製作年   1999
レーベル   Concord Picante
レコード番号   CCD-4863-2(輸入盤)

 コンガ奏者にしてボーカリストである、ポンチョ・サンチェスのライブ・アルバム。ライブ自体は去年の夏にロスアンジェルスとサンフランシスコで行われたようです。

 ポンチョ・サンチェスについては、私は正直言いまして大した知識は持ってません。アルバムがかなりたくさん出ていたので、キャリアが長そうだな、という程度の知識しかない(というか、それは知識なのか?)です。このアルバムも、ジャケット写真の彼の見事なヒゲを見て、(なぜだかわからないけど)いいアルバムに違いない、と直感し購入しました。で、実際に素晴らしいアルバムだったということです。こうやって文字にしてみるとかなりむちゃくちゃなCDの買い方してるなあ、俺。でもこのアルバムを買うときは全然迷わかなったし、結果オーライってやつですね。

 このアルバムは、一番最初のかなり力の入った「ポンチョ・サンチェス!」という紹介の部分から、アツ〜い世界が展開されます。どの曲も素晴らしいですが、特に私が好きなのは、ラテンテイストたっぷりの「ウォーターメロン・マン」ですね。ラテンのピアノに良くある「同じフレーズをひたすら弾き続ける」のも全般を通じてかなり多めで、このくどさがたまらなくいいです。観客もとても盛り上がってますし(西海岸って感じが出てます)、やっぱりラテンはライブ、ライブならラテン!と実感させてくれる一枚です。