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今までロックやヒップホップを聴いて育ったという、アメリカ東海岸の10代を中心とする若い世代に、即興性が極めて高く・ノリのいいジャズが受けているようです。それらを総称して『ジャム・バンド』というらしいのですが、先月に引き続き、今月もこの「ジャム・バンド系ジャズ」を特集してお送りしてみます。私もそんなに詳しい訳じゃないんですが、ジャズといったらアコースティックな渋いやつ、みたいなつまらん偏見に縛られちゃうのはもったいないことだと思ったので、あえて2ヶ月連続で紹介することにしてみました。でも今までロケンロールを中心に聴いてきた人には、とっても入りやすいジャズだと思うよ、マジで。そういう意味で初心者向けといえなくもない。
まずはギタリストのジョン・スコフィールドが2年前に発表したこのアルバムから。ジョン・スコフィールドは、ジャズの世界では中堅どころのギタリストだと思うんですが、それで今までは(個人的には)あまり面白いと思える演奏をしてこなかったんですが、最近の彼はだいぶジャム・バンド寄りの演奏をしていて、ワタシ的にはどんどん株が上昇してます。この作品は、そんな彼のジャム・バンド志向を決定づけた、メデスキ・マーティン&ウッドとの完全共作のアルバムです。
MMWと共演しているとはいえ、このアルバムは間違いなくスコフィールド側からのアプローチによるジャム・バンド作品です。それは全曲スコフィールドのオリジナルという点からも明らかですが、MMWの音楽と比べて全体的におとなしめといった印象を受けました。MMWがとにかく大好きという私ですが、だからといってこの作品がダメということではありません。たとえていえば「ハッサクと甘夏は似ているようで別物だけどどっちもおいしい」みたいなことでしょうか。スコフィールドのファンにもMMWのファンにも、それからジャム・バンドというモノに親しみたいと考えている人にとってもオススメできる作品です。
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