Queen of All Ears / The Lounge Lizards
アルバム名   Queen of All Ears
アーティスト   The Lounge Lizards
製作年   1998
レーベル   strange & beautiful music
レコード番号   SB 0015(輸入版)

 ジョン・ルーリーのバンドといえばわかる人もいるかと思いますが、ちょっとだけ説明。ジョン・ルーリーは「ストレンジャー・ザン・パラダイス」にでていた顔の長い男です。釣りが趣味で「Fishing with John」というシリーズもののビデオもでてます。でも釣りビデオじゃありません。ドキュメンタリーっぽいコメディーです。これが最高に面白くてねぇ。特にオススメはデニス・ホッパーが出ているやつ!サントラもいいよ!

 .....って話が全然別の方向へ向かってしまいましたが、これはそんな彼の最新作です。音はだいぶアコースティックです。ただ音楽のめちゃくちゃ加減はかなりきていて、曲の流れの予測がとてもつけにくい。こっちの予想の裏切り方がすごくうまいというか。曲名も訳わかんなくて("Monster Over Bangkok"とか"John Zorn's S&M Circus"とか)その辺もかなり好きです。

 なおアルバムジャケットの絵は、ジョン・ルーリー自身が描いたものだそうです。タイトルは「One bird wants to fuck two snakes. Snakes are appalled」。さすがジョン、この絵も音楽同様、かっこいいけど意味不明です。



 Fragile / 大西順子
アルバム名   Fragile
アーティスト   大西順子
製作年   1998
レーベル   somethin' else
レコード番号   TOCJ-8008

 これは本当に正統派のジャズアルバム。とはいっても大西順子としては初の電気楽器使用アルバムだから、今までの彼女の作品ほどは正統派じゃないんだけど。

 ただ音楽的にはちゃんとわかりやすいインプロビゼーションもあるし、アコースティックな演奏もあるし、フィーリングもしっかりと「ジャズ」なので、「いつもはポップスだけどジャズも既にちょっとかじったことがある人」にはけっこう聴きやすいかも。でもバリバリ演奏しているので、「ジャズといえば、ケニーG!」なんて甘っちょろい事をいっている人には向いてません。

 どの曲も素晴らしいですが、私は3曲目の「You've lost that lovin' feelin'」が特に好きです。このアルバムが発売される前に、BlueNote Tokyoで行われたライブを見たときにすごく気に入った曲です。でもそのライブの大西さんは恐ろしいほどに不愛想で、演奏した曲名は何も言わなかったので、何て曲なのかその時はわからなかったのですが、アルバムに入っていたのでほっとしました。

 ロック野郎は最後の曲「Sunshine of Your Love」をぜひ聴いてみてください。ジャズマンがロックの名曲を演奏するとこうなるぜ!といういい例だと思います。もちろんジャズファンも楽しめます。