Blues Ette / Curtis Fuller
アルバム名   Blues Ette
アーティスト   Curtis Fuller (tb)
製作年   1959
レーベル   Savoy
レコード番号   SV-0127(輸入盤)

 カーティス・フラーのアルバムとして、一番高い人気を誇るのが、この「ブルース・エット」。カーティス・フラーはデトロイト出身のトロンボーン奏者です。トロンボーンというのは、ジャズの世界ではトランペットやサックスほどメジャーな楽器じゃないんですが、中低音の渋くて暖かみのある音には他の楽器と違う、何ともいえない魅力があります。

 このアルバム中での一番人気は、なんといっても1曲目の「ファイブ・スポット・アフター・ダーク」ですね。全編を通してもいえるんですが、ファンキーなんだけどソフトで暖かみのあるファンキーという感じがして、ジャズ初心者でも結構聴きやすいです。ピアノのトミー・フラナガンの優雅なピアノ、作曲家でサックス奏者のベニー・ゴルソンの豪快なソロなど、カーティス・フラーの快調な演奏以外にも聴きどころはたくさんあり、なかなか楽しめます。

 ちなみに私、このアルバムのタイトルをず〜っと「ブルー・スウェット」だと思っていました。「青い汗」なんてなんか嫌〜なタイトルだなぁ、とか思って気味悪がっていたんですが、本当の意味は「ブルースっぽいもの・ブルースをまねた代用品」とかいう意味の造語だそうな。バカですいません....。



 Twisted 〜The Best of / Lambert Hendricks & Ross
アルバム名   Twisted
アーティスト   Lambert Hendricks & Ross
製作年   1992
レーベル   Rhino
レコード番号   R2 70328(輸入盤)

 男性2人に女性1人という、いわゆる「ドリカム」構成のボーカルグループのランバート、ヘンドリクス&ロスのベストアルバム。製作年が1992年になっていますが、これは(たぶん)CDが発売された年で、実際の録音は1957年から61年までに行われたものです。

 彼らの音楽を一言で言うと、ムーディーで甘く、都会的で軽い音楽です。曲によってはセクシーだったり、スキャットしまくるやつもあるんですが、どの曲にしても綺麗な3人のハーモニーが、ストレスにまみれた都会人の一服の心の清涼剤になるという感じがします。しかしただのBGMタイプの音楽ではなく、じっくり聴きこむだけの価値もあるアルバムです。しかもベストアルバムですからね、お買い得でもあります。

 ランバートは最近読んだ「さよならバードランド」の著者、ビル・クロウの友人だったようで、彼の本の中で、ランバートがこのバンドで売れる前の苦労時代のことや、どのようにこのバンドが結成されたかが結構詳しく書いてあります。あと、CDの解説を読んだらロスさん(女性ボーカル)はもともとはミュージカルに出演するコメディアンだったとか。その辺も彼らの音楽にウィットを与えているのかもしれないですね。