Lee Morgan 特集号!

 Lee Morgan Vol.3 / Lee Morgan
アルバム名   Lee Morgan Vol.3
アーティスト   Lee Morgan (tp)
製作年   1957
レーベル   Blue Note
レコード番号   TOCJ-1557

 マイルスもいい、クリフォードブラウンもいい。最近の若手だったらニコラス・ペイトンあたりもけっこういい。しかし、私が一番好きなトランペッターは何といってもリー・モーガンなんです。彼のちょっと派手でちょっと不良っぽい音、そしていかにも天才!といったヒラメキに彩られたアドリブは聴いていて本当に楽しくなります。

 このアルバムはリー・モーガンのブルー・ノートに吹き込んだ3枚目のアルバムです。このとき何と18歳!この作品中、何はなくとも聴かなくてはいけない曲というのが3曲目の「I Remember Clifford」。これはこのアルバムのすべての曲を作曲したベニー・ゴルソンが、若くして交通事故死した、友人である天才トランペッターのクリフォード・ブラウンに捧げた曲です。天才トランペッターに捧げた曲を、別の天才トランペッターが吹いているという点で大変聴きごたえのある仕上がりになっています。なんでもこの曲を初めて吹き込んだのがこのアルバムだそうですが(スタンダードなのであちこちで収録されている)、ある評論家によると、これがこの曲の初吹き込みにしてベスト版なんだそうです。私もそう言い切ってみたいんですが、実はこれ以外で聴いたことがあまりないので(ちょっとはあるよ)よくわかりません。でもこれはいいです。最高です。

 この曲以外でも、アラビアのムード漂う1曲目の「Hasaan's Dream」とかも結構楽しくて好きだし、その他の曲もゴルソンのあったかい感じ(って表現で分かるかなぁ....)にモーガンの若さあふれるプレイがはまっていて、とても好きな一枚です。



 Blue Train / John Coltrane
アルバム名   Blue Train
アーティスト   John Coltrane (ts)
製作年   1957
レーベル   Blue Note
レコード番号   TOCJ-1577

 ジョン・コルトレーンは60年代のジャズを語る上ではずすことのできない、スーパーグレイトなジャズマンです。でもその頃のコルトレーンの作品は、ぶっちゃけた話、バラード以外だとシロートには結構訳わかんないのが多いので、あえてここでは触れません。このアルバムは57年製作なので、初心者にも聴きやすいコルトレーンのアルバムだと思います。

 このアルバムはジョン・コルトレーン唯一のブルーノート吹き込み作品で、彼の初期の代表作のひとつです。コルトレーンは、このアルバムのなかでももちろん素晴らしいのですが、それはさておき、超初心者だった私がリー・モーガンを初めて知ったのがこのアルバムだったのでした。そういう意味で、コルトレーンのアルバムなのに、リー・モーガンを知る上で個人的にはちょっと重要な1枚だったりします。

 吹き込まれた当時、どちらも若手で注目されていたコルトレーンとモーガンですが、私が買ったときはコルトレーンしか知りませんでした。しかし、一発でモーガン・ファンになったのは、タイトル曲の3分45秒過ぎ(細かいこと言って申し訳ないね)にモーガンがソロで吹く「パペーパペーパポーパポー」ってフレーズがなぜかすごく気に入ってしまって、そしてその後に吹きまくっているその音がやけに派手で、その華麗な音に魅了されちゃったという訳です。みなさんもジャズのアルバムを聴くときは、サイドメンにも注意して聴いてみてください。新たな発見があるかもしれないですよ。