Swamp Ophelia / Indigo Girls
アルバム名   Swamp Ophelia
アーティスト   Indigo Girls
製作年   1994
レーベル   Epic
レコード番号   EK 57621(輸入版)

 女性2人組でパワフルな演奏を聴かせてくれる、アメリカのフォークロックグループであるインディゴ・ガールズ。このアルバムはもう5年も前のものですが、私の知る限りでは最新アルバムです。

 メンバーはエイミーとエミリーという名前で、2人とも曲を書きます。曲を書いた人がメインボーカルをとるという形を取っています。曲のカラーは結構はっきりと別れていて、エイミーの曲はかなりパワフルにぐいぐい押してくる感じで、エミリーの歌はもっとソフトな、でもしんは強いタイプの曲が多いです。私は以前は断然エイミーの曲派だったんですが、最近はエミリーの曲の方が(どちらかといえば)好きです。人間がまるくなったということなんでしょうかねぇ?
  タイトルになっているオフィーリアというのは、確かシェークスピアの「ハムレット」の中で溺死してしまう、
ハムレットの妹だったと思います。そういうのをタイトルに持ってくるあたりも、カッコイイなぁと思います。

 結構有名な話なのですが、この2人はゲイです。そういった性的嗜好と音楽をやるということは関係ないのですが、そういうことに理解を示すことが出来ない人もかなりいるようで、以前どこかの大学(たぶんアメリカ南部)でコンサートをやる予定があったのですが、彼女たちが同性愛者だという理由で中止になったことがあるそうです。実力があるのにそんな馬鹿げた理由でライブが出来ないなんて、何とも言えない憤りと無力感を感じます。



 The Four Seasons / Nigel Kennedy
アルバム名   The Four Seasons
アーティスト   Nigel Kennedy
製作年   1990
レーベル   EMI
レコード番号   TOCE-6530

 私の大好きなバイオリニストであるナイジェル・ケネディのポップス感覚あふれるヴィヴァルディの「四季」が楽しめるアルバム。どのくらいポップスっぽいかというと、イギリスのポップスチャートで最高6位にまで上り詰めたというほどで、クラシックを聴くと眠くなる人でも楽しく聴けること間違いなしの1枚なのです。

 ナイジェル・ケネディはイギリスのバイオリニストです。しかしその風貌は全然クラシックの演奏家っぽくありません。髪型はパンク、コンサートでもフォーマルスーツはほとんど着ないそうで、コンサートのこともギグ(ジャズ用語でライブのこと)と言ってるんだそうです。以前、NHKの番組でインタビューに答えていたときも、最後に1曲演奏を、と言われ、ジャズのスタンダードである「サマータイム」を演奏してました。かっこよすぎですね。

 私が初めてナイジェル・ケネディを見たのは、イギリスでエイズ撲滅のために行われたポップスのイベントの映像でした。それにはチャールズ皇太子と故ダイアナさんも来ていたりしてちょっと上品な感じのするものだったんですが、その中でバイオリンを片手に上半身裸の上にタキシードを羽織った彼がさっそうと現れて、荒々しく非常にパワフルな演奏をぶちかましていたのでした。その荒々しさは周りのロック歌手がかすんでしまうほどで、私は一目でファンになってしまいました。ロック歌手とのコラボレートも多く、またジャズアルバムも出しているので、クラシック初心者にはまさになじみやすいバイオリニストだと思います。



 Tanita Tikaram / Ancient Heart
アルバム名   Ancient Heart
アーティスト   Tanita Tikaram
製作年   1988
レーベル   WEA
レコード番号   25P2-2464

 タニタ・ティカラムはイギリスのポップ・ミュージシャンです。タニタという名前は、なんだか体脂肪計のメーカーっぽくてちょっとおかしい感じもしますが、音楽の方は当時18歳の女の子が書いたとは思えないほど、めちゃめちゃ渋すぎる曲ばかり(全部自分で書いたものだそうだ)で、その差にびっくりさせられます。

 このアルバムは彼女のファーストアルバムです。渋い曲ばかり、と書きましたが、彼女がティーンエイジャーの時に影響を受けたアーティストというのがトム・ウェイツとかヴァン・モリソンだったと聞けば、いかに渋いかわかろうものです。自分がティーンエイジャーのときに聴いてたのなんてカルチャークラブやデュランデュランだもんな。その頃のアイドルは小泉今日子だったし。「渚のハイカラ人魚」のEP持ってたな、そういえば。ちょっぴり恥ずかしい過去を思い出したりしました。

 ちなみにこのアルバムは、私が初めて買った3枚のCDのうちの1枚です。10年以上前に買ったアルバムが今でも飽きずに好きっていうのもなかなかないんですが、このアルバムは非常にいいです。今でも時々聴いたりしてます。ただこのアルバムが良すぎて、この後で買った彼女のセカンド以降のアルバムはこのアルバムほどは愛せなかったです。そういう意味ではこのアルバムを越える作品を早いとこ作って欲しいものだとも思っています。