A Cloud of Red Dust / Stefon Harris
アルバム名   A Cloud of Red Dust
アーティスト   Stefon Harris
製作年   1998
レーベル   Blue Note
レコード番号   7243 8 23487 2 6(輸入版)

 ニューヨーク出身のバイブラフォン(要するに、鉄琴)奏者、ステフォン・ハリスの初リーダー作。リーダーとしては初ですが、サイドマンとしてウィントン・マルサリスやカサンドラ・ウィルソン、ジョー・ヘンダーソンなどのツアーやレコーディングに参加しているとのことです。

 バイブラフォンといえば、MJQのミルト・ジャクソンくらいしか知りませんでしたが、そして実際成功したバイブ奏者なんてのは彼ぐらいしかいないと思いますが、ステフォン・ハリスは間違いなく成功するでしょう。このアルバムでは、とても25歳とは思えないほどの優雅で華麗な演奏を披露してくれています。略歴を見ると、クラシック畑出身で、音楽大学でマスターまで取得しているんだそうな。いかにもいまどきのジャズミュージシャンですね。

 このアルバムは1曲を除いて全てオリジナルで構成されています。いや、彼はバンドリーダー、バイブプレイヤーとしてだけでなく、作曲家としても非常にいいと思います。50〜60年代のアコースティックなジャズをひきづりつつも、適度に90年代末期な感覚(って具体的にはよくわからんけど)が加味されていて、落ち着いて聴いていられるけどなんかどきどきしてくるといったちょっと変わった感覚が楽しめました。非常に面白いと思いました。



 United Future Organization / U.F.O.
アルバム名   United Future Organization
アーティスト   United Future Organization
製作年   ????
レーベル   Talkin' Loud
レコード番号   314 518 166-2(輸入版)

 近ごろ最新アルバムが発表されたU.F.O.。その最新のアルバムを紹介しようかと思ったんだけど、どうもいまひとつ、という感想を持ってしまったので、彼らの2枚目のアルバム(最新作は5枚目)を紹介します。

 United Future Organization は日本人2人、外国人1人(国籍不明)の3人組のDJ集団で、アシッド・ジャズをやっています。アシッドといえばイギリス出身のユニット、US 3 なんかが有名ですが、私は U.F.O. の方が全然・数倍かっこいいと思います。彼らは自分で演奏してはいなくて、いろんなアルバムからサンプリングして曲を作っています。ある人はこうした傾向を「つぎたしだらけで新しいものは何もなく、単なる軽い思い付きだけの演奏」といっていますが、そしてそれはある意味で当たっているような気もしますが、そういうこといって否定しちゃうと、若者のジャズ離れがまた進んじゃうんだよね。まあこのジャズ喫茶のオヤジ、チャーリー・パーカーを初心者に勧めちゃうような「わからんちん」だからね。納得できちゃう発言ではあるんだけど。

 さて、全体的に出来のいい U.F.O. のアルバムの中でこれを選んだわけは、一番最後にルパン三世の声で「メイド・イン・ジャパンかぁ〜」と入っているからです。それだけじゃないんだけど、初めて聴いたときはそのクールな音とは対照的な気の抜けたようなこの台詞が非常に面白く、最後にそれで締めるべく最初から聴くというのを繰り返したものでした。というわけで、ルパン三世ファンの友人のタカシマ君、君はぜひこのアルバムを聴くように。以上、業務連絡でした。