My Song / Keith Jarrett
アルバム名   My Song
アーティスト   Keith Jarrett
製作年   1978
レーベル   ECM
レコード番号   ECM 1115

 ヨーロッパにいた頃のキース・ジャレットの大ヒットアルバム。モダンジャズと言うにはちょっと新しすぎる気もしたんですが、だからといっていまどきのジャズではないし、今回は銘打ってないけど「爽やかアルバム特集」ということでどうしてもこのアルバムを紹介したかったので、紹介することにしました。ん〜、独善的。個人のサイトはこうでなくっちゃ!

 キース・ジャレットはもともとクラシックの世界で小さい頃から才能を認められていたのですが、大学時代にジャズにのめり込み、プロとして活動を始めた人です。同時期のピアニストにはハービー・ハンコックやチック・コリアがいますが、キースだけはずっとアコースティックの世界で活動し続けました。最近はストレス性の病で体調を壊し、演奏活動はしていません。早く復調するのを祈るばかりです。

 もともとがクラシック畑なだけに、キースにはクラシック曲を吹き込んだ名アルバムがたくさんあります。基本的にどれも美しいのですが、キースさん、のってくると鼻歌歌いながらというか、曲に合わせてうーうーうなりながら演奏します。本人はたぶん気持ちいいんでしょうが、時々それがたまらなくうざったくなります。バド・パウエルも同じような傾向があるので、天才に特有の傾向なのかも知れませんが、ちょっと嫌だね。

 このアルバムのタイトル曲は、私がジャズの歴史の授業のときに初めて聴いて、授業を忘れて聴き惚れた2曲のうちの1曲です(もう1曲はビル・エバンスの「Blue in Green」)。メロディーラインがとにかく美しい、その一言に尽きます。そのジャズっぽくない爽やかさは朝のイメージにぴったりです。こんな音楽で目覚めたら一日がすがすがしく過ごせそうな気がします。うちのコンポにはタイマー機能がないので、試したことはありませんが。



 Samba '68 / Marcos Valle
アルバム名   Samba '68
アーティスト   Marcos Valle
製作年   1968
レーベル   Verve
レコード番号   POCJ-2564

 ブラジル出身のボサノバシンガー兼ギタリストのマルコス・バーリの大ヒットアルバム。このアルバムでは、奥さんと仲よく競演しています。

 先月紹介した、アントニオ・カルロス・ジョビンをボサノバの第一世代だとすると、マルコス・バーリという人は第2世代に当たります。それだけに第一世代のボサノバと比べてもより都会的に洗練され、より軽く仕上がっている気がします。実際、このマルコス・バーリという人は女の子にもてたくてギターをはじめ、気がついたらプロになっていたという人らしいです。その辺のラテンなノリが音楽にも表れている、そんな感じで聴いてもらえると、より理解が深まること間違いなしです。

 このアルバムには「ソー・ナイス」「バトゥカーダ」などといった彼の作曲した数々の名曲が収録されています。有名な曲も有名でない曲もどれもとても聴きやすく、爽やかに耳に馴染みます。ただ惜しむらくはその録音時間。全11曲収録なのですが、全部で27分ちょっとしかありません。再発するときに未発表の曲とかつけて欲しかったな〜、とか思ったりもしましたが、曲の流れ的にバランスが取れているので、まあ許すことにしたいと思います。