Philadelphonic / G. Love & Special Sauce
アルバム名   Philadelphonic
アーティスト   G. Love & Special Sauce
製作年   1999
レーベル   Okeh
レコード番号   ESCA 8008

 1994年にデビューした、Gラブ・アンド・スペシャル・ソースの4枚目のアルバム。デビューアルバムがめちゃくちゃかっこよかったけど、その後2枚が個人的にはちょっとこけて「どうなっちゃうんだ?」とか思ってましたが、今回のアルバムで見事に復活しました。

 といってもやっぱり個人的な最高傑作である1枚目のアルバムとは違うわけで、一番変わったと思うのは、今まで以上にメロディックな楽曲が多いということです。よく言えば「成熟した」んだと思いますが、そして確かに曲らしくなったことでよりポピュラリティを得られるのではないかと思えるのですが、ちょっと寂しい気分もしたりしています。とはいえ、フォーク+ラップ+ブルース+ソウルな音世界は変わっていませんし、Gラブの独特な歌い方も、ベースとドラムの音がやけに腰に響くあたりも変わっていません。相変わらずカッコイイです。

 ただ、ジャケットは何とかならなかったんでしょうか?いかにも手抜きな感じがします。Gラブも気に入らなかったらしく、ジャケットデザインのせいで発売がおくれるなんていう情報もあったのですが、結局そのまま発売になったようです。よくできたアルバムだっただけに、もうちょっとその辺に気を配って欲しかったなあ、と思います。



 Swans and Turtles / Mark Springer & Sarah Sarhandi
アルバム名   Swans And Turtles
アーティスト   Springer, Sarhandi
製作年   1990
レーベル   Virgin
レコード番号   CDVE 902(輸入版)

 今から8年くらい前に、とにかくアコースティックな音楽が欲しくてあちこち歩き回って、渋谷のHMVで買ったアルバム。マーク・スプリンガーさんがピアノを、サラ・サーハンディさんがビオラを担当しています。その2人だけが演奏しているようだったので、静かめなのは間違いないと思って、買った記憶があります

 で、自宅に戻って聴いたときの印象が「うわっ、マジ暗いよ、これ」というものでした。タイトル曲の「Swans And Turtles」以外の曲は、本気で暗い感じの音楽でした。でも何度か聴いているうちに病みつきになって、今ではここ数年のうちで一番よく聴いたアルバムの1枚になっています。特によく聴くのは、何らかの理由で精神的に落ち込んだときですね。落ち込んだときにこんな暗い曲を聴いたら逆効果のような気もするんですが、このアルバムを聴くとなぜか心が浄化されたような気になって、次の日にその落ち込みを残さないで済むんですよ。個人的には非常に精神安定機能を持ったアルバムといえます。

 しかし、この2人について、私の知識は全くありません。わかればわかったでいいけど、わからなくても別に困ることもないしね。というわけで、今このCDは売っているかどうかもわからないんですが、もし聴く機会があればぜひ試してみてください。



 20 All-Time Greatest Hits! / James Brown
アルバム名   20 All-Time Greatest Hits!
アーティスト   James Brown
製作年   1991
レーベル   Polydor
レコード番号   314 511 326-2(輸入版)

 ソウル・ミュージックに全然興味がない人にも「ゲロッパの人」といえば通じる、「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」ジェームス・ブラウンのベスト・アルバムです。タイトルにも書いてあるとおり、全20曲入りです。

 ベストですから、多くの人が良く知る名曲ばかりなんですが、こうしてタイトルをまじまじと見てみると「Papa's Got A Brand New Bag」とか「Papa Don't Take No Mess」とか「It's A Man's Man's Man's World」とか、意外と家父長制とか男性の社会的既得権益のこととか歌ってるんですね。フェミニストの敵ということか、ジェームス・ブラウン?それ以外では「Say It Loud (I'm Black And I'm Proud)」といった黒人運動の中で生まれた歌なんかもあったりして、「セックス・マシーン」みたいなエロから社会派まで「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」はすべて押さえています。さすがです。

 このアルバムも素晴らしいのですが、ホントは10年近く前に出た4枚組のベストがシャウトしまくっててサイコーなんです。そっちを紹介したかったんですが、残念ながらそれは限定版で今は売っていません。でもこの間、妹が私の田舎(松本)のWAVEで発見し、買って帰ってきました。箱などはすごく日に焼けていて赤が朱色に近くなってましたが、内容はやっぱり素晴らしいです。すごくうらやましくて「くれっ!」と頼んだけど、断られました(笑)。当然です。という訳で最近は売っていないですけど、もしも見かけた人がいたら、ぜひ買うべきです。とオススメしておきます。