「X'mas for Two」特集

 Passatori / Richard Galliano
アルバム名   Passatori
アーティスト   Richard Galliano
製作年   1999
レーベル   Dreyfus
レコード番号   VACR-2038

 情熱的なクリスマスを迎えたいというあなたにぴったりなのが、フランス人アコーディオン奏者、リシャール・ガリアーノのこのアルバムです。ちなみに邦題は「オブリヴィオン」だそうです。

 リシャール・ガリアーノは『幼い頃よりアコーディオンを演奏し、12才で「若き神童」コンクールに入賞。アルゼンチン・タンゴの巨匠アストル・ピアソラとの出会いをきっかけに、フランス古来の音楽ミュゼットと現代のジャズを融合させた独自のスタイルを創造』(以上 "Blue Note Tokyo Jam" より抜粋←手抜きですいません)してきたミュージシャンです。

 このアルバムは、そんな彼がオーケストラと一緒に作った意欲作です。ジャズというよりはクラシックっぽい仕上がりなので、このコーナーで紹介するのもいかがなものか、とも思ったんであるが、そういうことを考え出すと面倒なことになるので、思考停止することにして紹介してみました。取り上げているのは自作の曲とピアソラの曲だけなので、とにかくヒロミ・ゴーなんざ話にならないくらいアツい仕上がりで、情熱的に燃え上がりたいカップルにはよろしいんじゃないでしょうか。

 このアルバムを聴いて「もっと燃え上がりたい!」と思った人に朗報です。12/20〜25 にかけて、ブルーノート東京で彼のライブが行われます。私も観に行きたいんですが、きっと一人で行っても寂しくなるのでどうしたものかと迷っているのですが、そういう心配をする必要がない方は是非出掛けてみてください。感動が待ってますよ、きっと。



 When Harry Met Sally.... / Harry Connick, Jr.
アルバム名   When Harry Met Sally....
アーティスト   Harry Connick, Jr.
製作年   1989
レーベル   Columbia
レコード番号   CK 45319(輸入版)

 1989年の映画「When Harry Met Sally....(邦題は確か『恋人たちの予感』だったと思う)」のサウンドトラック。全編通じてハリー・コニック・ジュニアが担当しています。こちらはちょっと小洒落たクリスマスを迎えたい人達に打ってつけだと思います。

 ハリー・コニック・ジュニアは「90年代のシナトラ」などと雑誌などで取り上げられているので、あまり詳しく取り上げることもないでしょう。ピアノも弾くし、ボーカルもなかなかで、ルックスもいいとくれば人気がないほうがおかしなくらいで、かなり熱狂的なファンもいるみたいです。最近はポップス寄りのアルバムが多かったのですが、最新作はかなりジャズ気味のようです。聴いてないのでわかりませんが。

 それはともかく、このアルバムはちょっと保守的なくらいのバリバリのモダン・ジャズです。映画は長年の友人だったビリー・クリスタルとメグ・ライアンが恋に落ちるまでを描いたロマンティック・コメディだったと記憶しています(もう公開から10年にもなるのね。時が経つのは早いなあ)。映画も洒落た演出でとても良かったんですが、サントラもなかなか良い出来です。曲は全部スタンダードな上に、ハリー・コニック・ジュニアの演奏は癖がないので初心者でも取っつきやすく、軽めでおしゃれなジャズが欲しい人にぴったりです。それからソロ・ピアノ、ピアノ・トリオ、ビッグ・バンドとさまざまなジャズが楽しめるあたりも初心者にはいいんじゃないでしょうか。