雰囲気 ★★★
(横浜桜木町) 値段
  サービス ★★★
  演奏 ★★★
  料理 N/A
  総合 ★★

解 説

 桜木町駅から歩いて10分弱のところにある「ドルフィー」は、ちょっと古ぼけたビルの2階にある、どことなく懐かしい雰囲気があるジャズクラブでした。中には能面などをはじめとするいくつかのマスクが飾られていたり、よくわかんない置物とかあったりしましたが、それが何となくいい感じを醸し出していて、なかなかよかったです。

 チケットの値段も2,700円と、なかなかお手ごろでした。予約なしだと3,000円だそうです。ただ、チケット発売のところには「前売」と書いてあるため、前売りのチケットをあらかじめ買わなくてはいけないシステムなのかと思い、一週間くらい前に、一緒に行った桜木町勤務の友人に「悪いんだけどさ、お店でチケットを買ってきてよ」と頼んだら、実は前売チケットなどというものはなく、ただ予約すればいいだけという、普通のジャズクラブと同じシステムだったのはまぎらわしいなあ、と思いました。おかげでその友人はお店に運ばなくていい足を運んだわけで、頼んだ私は申し訳なく思ったりしました。というわけで、このお店の「前売」というのは電話予約のことです。よいこのみなさん、勘違いしないでね。

 飲み物はビールが500円くらいだったかな? しっかり覚えていないけど、結構安かったです。ただバーボンはあるけど、おいしそうなスコッチは置いてなかったような。それがちょっと残念。食べ物もお好み焼きだったかピザだったかを食べましたが、なかなか安くておいしかったですよ。軽食程度しかありませんが、小腹が空いたなんてときには重宝します。

 サービスは、混んでいなければいいんですが、混み始めるとかなりぞんざいに扱われます。店長らしき人はすごくいい人そうなんですが、気配りという点ではあまり目立ったところはなさそうでしたし、常連さんの方ばかりに気を配っていたようにも思えました。他の店員さんもあまり記憶にないなあ

 で、肝心の音響ですね。これは通常だったら悪くありません。しかし一度ボーカルのマイクの調子が悪くなり、その後いろいろやっても直らなかったことから推測するに、実は機材関係に詳しい人は1人とかしかいなくて、その人がいないといい演奏が楽しめないのかも、とか思いました。真偽のほどは未確認ですが。

 難点をつけるとすれば客層でしょうか。特に前に座っていた常連客らしき人達。ある時なんて、演奏中ずっと酒を飲み続けていて演奏は聴いてなさそうなおっさん、演奏中にタバコを吸い始めてその煙で視界を邪魔するオヤジ、「○○様×4」と書かれた紙が店主によって置かれているテーブル(つまり予約席)に「1人で」座って、その紙を丸めて自分のポケットにしまっちゃうようなモラルハザードなじじいなどが前の席を占拠していたため、ちょっと個人的には落ち着かなかったです。あと、床が木だったために、後ろの席のおっさんがかかとで刻むリズムがそのまま座っている席に響いてきて、自分のペースでリズムに乗れなかったのもまずかったですね。それから、なぜかわからないけど演奏開始が1時間も遅れた。7時開演だったのに、実際に始まったのは8時で、しかもそれに関する説明が一切ない、というのには参りました。私と友人は「自分の時計は香港時間なのかな?」「いや、このお店が自主的にサマータイムを導入しているのだろう」などと皮肉をいいつつ演奏開始を待ちました。それがちょっと気分悪かったですね(これは常連客が遅くなる→開始時間が遅くなる→さらに常連客が遅れるという悪循環からこうなってしまったようです。むしろ基本は8時スタートと考えた方がいいでしょう。7時から始まっても私は責任持ちませんけどね)。

 というわけでちょっと難点はありましたが、その一部を除いた他のお客さんはいい感じでしたし、値段も手ごろでいい演奏が聴けるし、飲食も安く済むし、なかなかいい雰囲気だし、そんなに悪く言うほどのこともないかな、とかも思いました。ちょっと個人的には行きにくい場所にありますが、はまったら抜けられなくなりそうなそんなお店かなと思いました。