雰囲気 ★★★
(御茶ノ水) 値段 ★★★
  サービス ★★★
  演奏 ★★★
  料理 ★★★
  総合 ★★

解 説

 御茶ノ水の駅前にある「NARU」はジャズボーカルを得意とするジャズクラブです。ま、ボーカルばかりということもないし、このお店のミュージカル・ディレクターらしき人物は私も大好きなドラマーの大坂昌彦さんらしいので、彼の人脈系のミュージシャンが多数出演するお店でもあります

 地下へ行く階段を下り、ドアを開けるとそこはちょっと大人の空間でした。店内はムードのある薄暗さで、ジャズを聴くにはいい雰囲気だと思いました。席によってはステージに背を向けて座らなければいけない場所もありましたが、早めに着いた私達はまずカウンターに陣取り、エアコンが効きすぎると見るや、直接風が当たらない場所に変更できました。席数はかなりありましたから、早めに行けば予約をしなくても良い席に座れると思います。

 チャージは2,200円と、かなりお手ごろでした。3,000円以上がザラなジャズクラブにおいてこれは安いです。普段ボーカルジャズはあまり聴かない私にとって日本人のジャズボーカリストというとケイコ・リーとか綾戸智絵などの超有名系を除くとほとんど知らない人達なので、なかなか足を運ぶことはなかったんですが、この値段なら立ち寄ってもいいな、と思いました。時間は7時過ぎから3ステージあり、その辺でも私のようなビンボー人には嬉しいお店ですね。また日曜日に営業しているのもありがたい限りです。

 飲み物は650円からありました。私の好きなバランタインも3種類置いてあり、しかもファイネストだったら一番安い650円で飲めました。ビールも最近愛飲しているギネスが700円だったし、まさにその辺は私好み!という感じでした。私は試していませんが、カクテルもかなりの種類がありましたし、その他のお酒も充実してました。お酒だけでなく料理の方もそこそこ充実していて、私達はゴルゴンゾーラチーズがのっかったピザを頼みましたが、それもおいしかったです

 店員さんのサービスも悪くなかったです。ミュージシャンが演奏している最中にお皿やグラスを片づけ始めたのはちょっと邪魔臭かったですが、それ以外は特に問題なかったです。ただお店がいっぱいになっちゃうと店員さんの数はちょっと足りていないんじゃないか、と思いました。値段から考えれば仕方ないのかもしれないけど、やっぱり呼んだらすぐ来てくれる店員さんの方がいいやね

 肝心の音楽はというと、ボーカルやメインストリーム系のジャズを中心に聴くことが出来るお店です。出演者のレベルも高く、ここで見た多田誠司+山田穣+太田剣によるユニット『アルト・サミット』は、今まで見たモダンジャズのライブとしては1番良かったと思ってます。ボーカル系は、若手から大御所までいろんな人が出演しているみたいです

 というわけで基本的には満足いくお店なのですが、それに比べると客の質は低いんじゃないか、と思いました。まず演奏中にかなりの大声でしゃべっている人達がいたこと。かなり酔っ払ってセクハラまがいのことをしているオヤジとかもいたしね(その女性はそんなに嫌がっている風にもみえなかったけど)。それから演奏している最中に大騒ぎしながら店内に入ってくる客がいたり、別の客は座るまでの間、演奏が始まっているにも関わらずビニールの袋をガサガサいわせたりしていました。そういう客が結構多く、かなりイライラしました。でも値段が安く、土地柄もあると思うんですが、学生さんもかなり多く見ましたね。それはいいことだと思いました。あとは以前はトイレが非常に使いづらい作りになっていたんですが、その点は全然改善されて今は全く問題ありません。

 結論としては、雰囲気がすごくいいお店なのですが、その雰囲気を壊す客(サラリーマン系)がかなり多いというのが一番の問題だと思いました。その変な客以外では特に問題もなく、会社の帰り・もしくは学校の帰りに安い値段でおいしいお酒といいライブが見られる、なかなかいいお店だと思いました。