雰囲気 ★★★
(六本木) 値段 ★★★★
  サービス ★★★
  演奏 ★★★★
  料理
  総合 ★★★

解 説

 何だか急にライブが見たくなった99年12月のある日、友達をゴーインに誘い出して、パーカッショニストでボーカリストの仙道さおりさんのライブを、六本木にあるサテン・ドールで見てきました。

 このお店は神戸に本店(?)があって、長いこと営業している、もしかしたら関西では有名なお店かもしれませんが、東京には5〜6年くらい前にできたお店だそうです。ライブと共に楽しむフランス料理がウリのようで、お店に入ってすぐのガラスの仕切りにそんなような言葉が彫られていました。それを見たときは「もしかして料理、結構値が張るのかな?」などとちょっと不安になったりしたんですが、とりあえず店員さんに席まで案内してもらいました。

 中に入るとソファがブースごとに区切られていて、ゆったりくつろげるスタイルになっていました。ただしステージに近い席は4〜6人がけの大きな空間で、相席が嫌だった私達は後ろの方の2人がけのところに座りました。混んでいなければ4人がけに2人で座ってさらにゆったりできるんでしょうが、長い時間滞在しようと思ったらそれは難しいでしょう。ステージから離れたところにはカウンターバーもあり、そちらでお酒中心に楽しむこともできるようです。ライブと共に料理もメインであるお店らしく、どことなく昔ながらの「オトナ」な空間のようにも思いました。お客さんの年齢層も比較的高めでしたし、そういう人達に向けたお店なんでしょう、きっと。

 ウェイターのサービスもまずまずでした。なんとなくダラダラした感じはあったのですが、ま、そんなにイチャモンをつけるほどのことではないです。チャージも仙道さんのライブの時は1800円と非常にリーズナブルで、お酒も1杯700円程度から楽しめるので、その点はかなりお得感が味わえます。

 で、ここのウリであるフランス料理ですが、リーズナブルな値段であまり気取らないメニューが多かったです。ピザやパスタもあったので、フランス料理じゃないじゃん!とか思いましたが、どちらにせよ洋風の料理が多かったです。私と友人は鶏肉のサラダと、キノコのリゾットと、たらばがにを焼いたものと、ソーセージの盛り合わせを食べましたが、どれもまあまあおいしかったです。一番おいしいと思ったのはサラダかなあ。たらばがには私の口にはあまり合わなかったんですけど、あまり食べたことがないので、それがおいしいものなのかそうじゃないのかわかりません。うまいと思う人はうまいかもしれないです。

 で、ライブなんですが、3ステージあったんですが、1ステージが1時間というのは素晴らしい!と思いました。通常3ステージ行う場合は45分とかいうところが多いんですが、1時間堪能できるというのはありがたいことです。合計3時間も生演奏を聴いてられるところなんて、あまりないよ。ブ○ーノートなんてチャージ4倍払って、ミュージシャンによっては1時間ちょっとしか楽しめないもん。などという愚痴は横においといて、とにかく3時間もライブが楽しませてくれるのは、さすが「バリュー」にやかましい関西資本か?!とか思ったりしました。

 特に私が見た仙道さおりさんのライブは良かったですね。もうちょっと前の席の方が迫力があって良かった気もしますが、友達と後ろの方でまったりとくつろぎつつ見るラテン音楽というのもなかなかよかったです。ただ惜しむらくはカウンターに陣取っていた常連らしき人達で、演奏が始まっても彼らがべちゃくちゃしゃべり続けていたのは頭に来ました。「演奏中はお静かに願います」みたいなのが各テーブルに置かれていたけど、彼らは全く無視してました。後ろの席だとカウンターが近いので、彼らのしゃべり声が特にうるさく響いたのでした。常連のレベルが低い店というのもどんなもんだろ?とか思いましたが、今度行くときは予約して前の方のテーブルで見るようにしよう、と心に固く誓いました。っつっても今度いつ行くか、全然予定はないんだけどさ。

 といった具合で、カジュアルな料理とリーズナブルな値段のお酒を質の高いライブ演奏と共に楽しめる、なかなかいいお店だと思いました。私がジャズクラブに求める「ちょっとした猥雑さ」は少なめなんですが、落ち着いた雰囲気とかちょっと(だけ)気取った感じが好きな人とかだと、さらに楽しめる気がしました。