その1

 このサイトは、以下の本などを参照しながら作られています(順不同)。本当は図書館で借りた本とかどっかで読んだ雑誌とかからの知識もありますが、そういうのは今手元にないので、ここには書いていません。また、大学のときに受講した「History of Jazz」のクラスで取ったノート(と記憶)も参考にしています。

 ただの参考文献集じゃつまんないので、私の書評もつけときます。中には不満のある本もありますが、名誉棄損で訴えられても困るので、ここには(一応)褒め言葉のみ書くことにしてあります。「きれいごとばっかし言ってんじゃねえよ、俺は本音を聞きてえんだ!」って思った人はこちらまでメールください。本の筆者からでない限り、正直に答えます。

1) 生きているジャズ史(文庫版)
  油井正一著 1988 シンコーミュージック発行

 油井さんは日本のジャズ評論家としてはたぶん一番有名な人(故人です)。いってみれば日本ジャズ界の淀川長治みたいなひとです。その彼が書いたこの本は昭和30年頃に初版が出て、それから今まで売れ続けているという恐ろしい本です。内容はジャズ界のキーパーソンがジャズ発展に果たした役割をわかりやすく書いている、というもので、このサイトもこの本くらい肩の凝らない内容になるといいな、とお手本にしたい本です。

2) ジャズ地獄への招待状
  岩浪洋三・寺島靖国・中山康樹共著 1992 径書房発行

 岩浪さんはジャズ評論家、寺島さんは吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」のマスター、中山さんはジャズ雑誌「スウィングジャーナル」の前編集長です。3人ともジャズには独自のこだわりを持っているようで、そのこだわりを(お互いを罵りあいながら)紹介している本です。どの方の文章も独自の色が出ていますが、私は中山さんの文章がとても面白いと思いました。ちょっとマニア向け。

3) ジャズ入門
  エドワード・リー著 小木曽俊夫訳 1986 音楽の友社発行

 この本は「学術的なジャズの入門書」です。内容は決して簡単ではありません。ジャズを聴き始めよう、と思っている人より、ジャズを演奏したいと思っている人に向いている本だと思います。私は自分で演奏することは今のところ考えていませんが、でも音楽の専門用語(コードだとかモードだとか)の用語解説が載っているのはとてもためになりました。

4) ジャズの黄金時代とアメリカの世紀
  大和明著 1997 音楽の友社発行

 1940・50年代の、モダンジャズが一番盛り上がっていた時期を中心に取り上げた素人向けの本。サブタイトルに「はじめて音楽と出会う本」とある通り、かなりわかりやすく書いてあります。また他の本では取り上げていない70年代以降のジャズについてもちょっとですが取り上げてあって、モダンジャズ以降についても理解を深めることが出来ます。

5) ジャズの本
  ラングストン・ヒューズ著 木島始訳 1998 晶文社発行

 ジャズの歴史が、子供にもわかるような文体で書いてあります。もしかしたら本当に子供向けかもしれない。さし絵がかわいいのも魅力。ジャズに関して微塵の知識もない人が、特に発展の過程を知るために読むのには最適な本かも知れません。ただモダンジャズに関してはほとんどカバーされていなくて(ビバップがちょっとかな?)そのへんで、いわゆるジャズを聴きたいという人のニーズには答えきれないかも知れません。

 その2へ続く