あまりに寒い毎日が続いていますが、風邪など引かずにお過ごしでしょうか。日本全国どこも寒いとは思うんですが、私の住む松本市近郊も非常に寒く、最高気温が氷点下という日も珍しくない有様です。おいおい、俺は1ヶ月前には熱帯にいたんだぜ、こんなファッキン寒いところに住めるかっつーの!と怒ってみたものの、それで寒さが和らぐことはないと思われるので、気分だけでも暖かくなってみようと考え、このブラジリアン・ジャズの名アルバムを紹介することにしました。

 ミルトン・ナシメントは、ブラジル出身のシンガー・ソングライター兼ギタリストです。(たぶん)1970年代よりアメリカでの音楽活動を始め、サックス奏者のウェイン・ショーターの「ネイティブ・ダンサー」というアルバムで一躍脚光を浴び、その結果1976年にこのデビュー・アルバムを録音しました。このアルバムには前述のショーターに加え、ピアニストのハービー・ハンコックが参加してジャズっぽさを加えつつも、トニーニョ・オルタやアイアート・モレイラといったブラジル人ミュージシャンも多数参加し、ブラジルとジャズのバランスが絶妙!と思わずうなってしまう名作がここに誕生したのでした。

 このアルバムには全部で9曲収録されているんですが、個人的にはレコードでいうA面にあたる前半5曲が『明るいブラジル』、B面の後半4曲が『おどろおどろしいブラジル』を象徴しているように思います。別にB面は恐い印象を受けるというわけじゃなくて、6曲目と9曲目にどことなくヴードゥーっぽさを感じたりしたというだけですが。しかしこの6曲目の「The Cell」という曲が実は私の一番のお気に入りでもありまして、ここで聴けるミルトンのファルセット・ヴォイスには思わず涙しそうになるほど心を打たれました。いや〜、ホントに美しい声だよ。

 そういえばミルトン、もう一人のブラジル音楽界の巨匠であるジルベルト・ジルと一緒に新作を発表しましたね。そのタイトルも「ジル&ミルトン」。う〜ん、わかりやすい! 年末にどこぞのCDショップで視聴しましたが、どちらもそろそろ還暦に手が届くというのにも関わらず、才能の枯渇を微塵も感じさせないいい作品でした。ポップでモダンで、それでいてノスタルジックな感じも多少あってかなり気に入ったんですが、主に経済的な理由により買えませんでした。ということで、ここはひとつプレゼントしてくれる人を募集することにいたしましょう。気がつけば来月に「祝・ワタナベさん生誕30周年記念」を迎えることですし(今、高松市の成人式典規模の祝賀イベントを企画中。それにしてもヴーヴ・クリコをラッパ飲みするなよ>逮捕者諸君。なんてもったいない.......。)、早速プレゼントは今から受け付けることにしました。また祝賀イベントとは別に祝ってくれる人(もちろん会計は相手持ちでね♪)も大募集中です。その時には「この寄生虫野郎がぁっ!」と言われるまで思いっきりたかる所存ですので、なにとぞよろしくお願いします。