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最近私は『ジャムバンド』と呼ばれる類のジャズにご執心♪なんですが(詳しくは「今月のオススメ・いまどきのジャズ」コーナーの1月号・2月号をご覧ください)、ジャンル自体がロック的なものやヒップホップ的なものもひっくるめたものであるために、正統派ジャズファンからはあまり注目されていないようでもあります。したがってメディアに登場する機会もかなり限られちゃっているんですが、今回はジャムバンドの中でもジャズ初心者が比較的聴きやすいと思われる、ジャズ・マンドリン・プロジェクトというバンドの『ゼノブラスト』というアルバムを紹介します。
ジャズ・マンドリン・プロジェクトというバンドは、その名の通り、マンドリン奏者のジェイミー・メースフィールドという人物がリーダーを勤めるトリオ編成(あとはベースとドラムス)のバンドです。彼はもともとはバンジョー奏者で、ディキシーランド・スタイルのバンドで演奏していたらしいんですが、大学時代にマンドリンに出会い、独自の奏法を編み出していったんだそうです。だいたいマンドリンというのは歴史的にジャズの楽器ではないですし、そんな人間がバンドリーダーをしているというだけで、ひねくれ者としてはわくわくしてくるんですが、演奏の方もレベルが高くて、なかなかかっこよかったりします。
このアルバムは彼らの3枚目のアルバムであり、また初のメジャーレーベルから発売されたアルバムでもあります。楽器がマンドリンで、ビートも曲によってはドラムン・ベースっぽいものやロックっぽいものがあるにもかかわらず、ベースとドラムスがジャズ畑出身ということで、立派なジャズとして成立しています。バンドの方向性ってのは、ホントにリズムセクション次第だよなー、と改めて認識させられましたね。実はこのバンド、リーダーのメースフィールド以外のメンバーはしょっちゅう交代しているんですが、ベース奏者は一貫してジャズ畑の人間のようですし、バンドの方向性としてはたぶん大きな変化はないと思ってます。聴いてないからわからないけどさ(インディーズだから手に入り難いんです)。
しかしマンドリンでジャズをやっちゃうなんて、ホントにかっこいいよなー。これ以降、いろんな楽器でのクロスオーバーが進むとどんどん面白いことになりそうな気がしますね。尺八と津軽三味線がフロントを飾るジャズバンドとか、オカリナを前面に押し出したジャズCDとか、意外に受けたりしてね。実際に和太鼓の林英哲はジャズピアニストの山下洋輔とジョイント・ライブをやったりしているし(私が今一番行きたいライブのひとつ)、あながちあってもおかしくないと思うんだけどな。
追伸: その後、私が『キューバ・ラテンの師』と仰ぐ
rico さんよりメールをいただき、尺八2本をフロントに置いたラテン・バンドが実在することを教えてもらいました。また無知をさらけ出しちゃったね。しかしソロは意外にジャズっぽかったけど、ラテン・パーカッションとの掛け合いは今ひとつだったとか。確かにイメージ的にもそういう感じはするね。あの寂しげな音色はラテンじゃないだろ、と思いました。
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