勤労感謝の日を含む3連休で、勤労に感謝しながら京都・大阪方面を旅行してきました。大阪ではオフ会も開催し、集まったメンバーは今までの東京のものと比べて少なかったにもかかわらず、非常に盛り上がって楽しい思いをさせていただきました。特に今回は私以外は全員が女性という、このサイトを始める前には、まさか自分の身にこんなおいしいシチュエーションが巡ってくるとは思いもよらなかったほど素晴らしい環境にも恵まれました。一瞬「神様って本当にいるのかも♪」と錯覚してしまいそうになりましたが、現実を直視して勘違いしないで生きていきたいものだと思ったりもしています。そんな戯れ言はさておき、今週はオフ会で行ったお料理屋さんでなかなかイカしたクラブ・ジャズがかかっていて、そして私はそこで何故かヘレン・エリクセンを思い出したので、彼女のファースト・アルバムを紹介してみることにします。

 ヘレン・エリクセンは、確かノルウェイの出身だったと思うんですが、クラブ系ジャズのボーカリスト兼サックス奏者です。作曲の才能もあるようで、この作品でも「What is this thing called love」を除いて、全てオリジナル曲で構成されています。年齢が若いからか、歌詞にそれほど深みは感じませんが(それでも浜崎さんよりはだいぶマシだと思うんだが)、曲はなかなかよく書けています。それからこのジャケットを見る限りではよくわからないかもしれませんが、ジャケット内部の写真を見ると「まさかドラッグでもやってんじゃないの?」と勘ぐりたくなるほどガリガリに痩せています。ま、それはどっちでもいいことなんですけど。

 このオリジナル中心のデビュー・アルバムは、彼女が率いるカルテットによる演奏にプログラミングされた音をかぶせてあり、そのアナログとデジタルの混ざり具合がなかなかかっこいいと個人的には思っています。5年も前のアルバムなので、もしかしたら最新クラブジャズを楽しんでいる人達から見たら流行遅れの音かもしれませんが、最新クラブジャズなんて全然意識して聴いていない私には、これも充分新しい音に思えます。レーベルはブルーノートで、いわゆるMMWやソウライブのような「若者向けのBN」作品といえますが、それよりはもうちょっとロンドン寄りの音(っていう表現でわかるかなぁ?)に仕上がっていて、これはこれでかっこいいです。

 またこの作品は、ジャケットもなかなかかっこよいです。モノクロ写真に1色のインク(しかも渋いオレンジってのがニクい!)を使っているあたりは、まるでリード・マイルスを思い出させたりもしますし、しかしクラブ系なのでちょっと現代っぽくフォントを並べていたりもするし、またヨーロッパのミュージシャンのせいかアメリカ系ミュージシャンのジャケットには見受けられない小粋さも漂っているように思います。その辺の効果もあってか、このアルバムを買った当初は非常によく聴いていました。さすがに最近はあまり聴いていませんでしたが、久々聴いてもなかなかかっこいいです。彼女の新譜、全然探していませんでしたが、もうたぶん出ていると思うので、今度探してみようと思います。そして気に入ったらまた紹介してしまおうと思います。