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この cafe blue も、原稿を書きためはじめて1年以上、本格的に立ちあげてから10ケ月近く経ちました。ずいぶんCDを紹介したつもりでいたんですが、今日久しぶりに自分のサイトを見渡してみて、私が大好きなサックス奏者であるはずのデクスター・ゴードンを取り上げていないことに気がつきました。いや、これはいかん! ということで、今週のオススメは彼の最高傑作との呼び声も高いこの1枚にしてみました。
デクスター・ゴードンは40年代初めから90年に亡くなるまで、一貫してジャズのメインストリームを歩き続けたテナー・サックス奏者です。ま、50年代は麻薬にどっぷりはまっていたせいもあって収録されたアルバムが少ないんですけど、60年代に復帰してからは、ブルーノート・レーベルを中心にたくさんの優れた作品を残しました。ただ当時はあまり実力に見合う評価はされていなかったようで、62年にヨーロッパに渡り、それ以降はヨーロッパを中心に活動をしてたそうです(その当時はアメリカよりもヨーロッパでジャズは認められていたのです)。アメリカで彼がきちんと評価されたのは76年のヴィレッジ・ヴァンガードでの演奏以降だそうで、それ後は祖国でも活躍しました。
このアルバムは、彼が渡欧して1年ほど経ったときに、パリで再会したピアニストのバド・パウエル、ドラマーのケニー・クラークらと共に録音された一枚です。当初のピアニストはケニー・ドリューだったんですが、急きょパウエルに変更されたということもあって、スタンダード曲中心の編成になっており、初心者でも十分に楽しめる作品になっています。デクスター・ゴードンのサックスは、豪快なのに繊細で、このアルバムでは懐かしい面々との再会セッションということもあり、ほどよくリラックスしている感じが伝わってきて、それもとてもいいです。
そうそう、彼は「ラウンド・ミッドナイト」というパリを舞台にしたジャズマンの映画で主演しています。その映画の主人公のモデルとなったのが、このアルバムでピアノを弾いているバド・パウエルだそうで、この映画でのデクスター・ゴードンの演技はホントに素晴らしいそうです。私も観たいと思っているんですが、近所に大きなレンタルビデオ屋がなく、観たことがありません。ジャズのサイトを主宰するものとしてこれではいかんな、と思っているんですが、金もないのでほったらかしです。という訳で、ビデオを持っているという人、今度貸してください。よろしくお願いします(笑)。
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