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先週はこのコーナーの更新作業ができなくてすいませんでした。全世界でおよそ8人程度いる(←当社推定)『今週のオススメ』チェッカーの人々には大変なご迷惑をおかけしました。ここはひとつ、私の熱い抱擁&濃いめの接吻で許してもらうことにして(お〜い、逃げないでくれ〜っ)今週はひたすらゴキゲンなこの1枚を紹介することにします。
プーチョ(本名:ヘンリー・リー・ブラウン)は1938年にハーレムで生まれました。15歳の時にティト・プエンテに憧れてティンバレスを演奏し始め、21歳で自分のバンドを持ちました。しかしこのバンドはあまり売れなくて、メンバーの多くはモンゴ・サンタマリア楽団に移っていったりしたんだそうな(その中にはチック・コリアもいたとか)。その後レコード会社を移籍し、現在のバンドの基礎となるバンドを結成し、ラテンとファンクとソウルとジャズをうまくミックスさせた音楽で軽くヒットを飛ばします。でも結局大ヒットすることはなく1980年代には活動場所も見つからずにバンド解散の憂き目に会いました。
しかし人生、何があるかわからない。1990年代になり、ロンドンを中心としたアシッド/ソウル・ジャズのブームが世界的に人気を博すと、プーチョと彼のバンドもまた脚光を浴びるようになったのでした。ライブやジャズフェスなどで活躍したり、新しい録音もたくさん行われるようになりました。そうして生まれた新しいアルバムの中でも最も新しいのが去年発売になったこのアルバムです。タイトルは「ソウルを持ったホットな」という意味らしく、それを体現した演奏が全編を通じて繰り広げられています。
オリジナル曲もスタンダード(「Copacabana」や「Alligator
Boogaloo」などが収録されてます)もノリのいい曲がかっこいいのはもちろん、泣きのメロディも素晴らしく、ラテン初心者にも自信を持ってオススメできる1枚です。涼しげなボッサやコテコテのレゲエなどもいいですが、今年の夏はお洒落で都会的で腰に来るラテン(特にプーチョやティト・プエンテのようなニューヨーク・ラテン)に浸るのも悪くないと思いますよ。というのは最近ティンバレスが好きで好きでたまらないワタナベからの非常に偏った推薦コメントでした。これからもどんどん偏っていく所存ですので、なにとぞよろしく。
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