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そういえば、オルガン奏者って今まで取り上げていなかったんじゃないかな?ということで、取り上げてみたのはジョン・パットンのデビューアルバムである「アロング・ケイム・ジョン」というアルバムです。日本風にいうと「ジョンがやってきたよ!」といった感じですかね。
ジョン・パットンは高校卒業後、ワシントンDCでセミプロ音楽家として活動していたところをR&Bの歌手であったロイド・プライスという人にスカウトされ、ミュージシャンとしてのキャリアを本格的にスタートさせます。その当時はピアノ奏者らしかったのですが、このバンド時代にオルガンを弾き始め、数年後にニューヨークに出る頃にはすっかりオルガン奏者として身を立てる決心をしていたようです。そうして活動すること3年余り、彼はサックス奏者のルー・ドナルドソンの目に留まり、彼のバンドのオルガン奏者としてメジャーデビューを果たします。そしてそれから約1年後の1963年、27歳のときに、ブルーノートから待望のリーダー作を出しました。それがこの「アロング・ケイム・ジョン」という訳です。
このアルバムには、ギター奏者のグラント・グリーンも参加しています。その他のミュージシャンの演奏もソウルフルなのですが、特にギターとオルガンは素晴らしい。ソウルフルでブルージーです。どちらの楽器もその音色が「真っ黒」(もちろんここでは褒め言葉として使っています)なんですが、ジョン・パットンのオルガンはテンション高いし、グラント・グリーンのギターはとにかくくどいほど同じフレーズを繰り返す。それがブルースっぽいというか「黒いなぁ」と思わせるんだけど、テンションが高い割には乱暴になっていなくて、レベルの高い演奏が聴けるのもこのアルバムの素晴らしいところです。黒人臭い「ソウル・ジャズ」というものを試してみたい方は、このアルバムから入るというのもいいアイデアかも知れません。
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