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1940年代に、チャーリー・パーカーなどと一緒にビ・バップを生み出したトランペッターのディジー・ガレスピー。このアルバムはそんな彼がニューポート・ジャズ・フェスティバル(映画『真夏の夜のジャズ』の、あのジャズ祭ですね)で行った演奏を録音したものです。
ディジーはその素晴らしい演奏もさることながら、スタイルがとにかく派手でかっこいいです。バップ時代にはベレー帽をかぶり、山羊ひげをはやすといった彼のスタイルが大流行したそうです。このときのディジー、今写真で見てもモダンでかなりかっこいいですよ。また愛用のトランペットは45度上を向けて曲げてあり、それを思いっ切りほっぺたを膨らましながら吹くスタイルはちょっとユーモラスですが、とにかく目立ちます。
また音楽の方も、スタイル同様派手なものが多かったです。ビッグバンドで多くの人を従えての演奏が多いし、にぎやかなラテン音楽を取り入れた「アフロ・キューバン・ジャズ」と呼ばれる音楽を確立した人でもあります。彼自身の演奏もかなり突っ走ってるものが多く(特に若い頃)、高度なテクニックが要求されたバップの生みの親の心髄、ここにあり!という感じがします。まさにディジー(「目がくらむような」という意味)な演奏です。
これはそんな派手な「お祭り男」のライブ・アルバムですから、ディジーのMCで観客の盛り上がりもいい感じですし、実力のあるメンバーによるビッグ・バンドなので聴きごたえがあります。彼の味のあるしゃがれ声のボーカルも楽しめますし、「マンテカ」「チュニジアの夜」といった彼が書いたアフロキューバンジャズの名曲も楽しめます。それから個人的にですが、サイドマンとして参加しているリー・モーガンの若さあふれるプレイにも注目して欲しいです。モーガンのソロプレイは「マンテカ」演奏開始30秒後から。若いエナジー爆発というか、ディジーを食っちゃうくらい素晴らしい演奏です。
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