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今週のオススメは、キース・ジャレットのソロピアノによるスタンダード集というニュー・アルバムです。このアルバムは「My
Favorites」のコーナーでも取り上げているので、ここでまた取り上げるのもいかがなものか、とも思ったんですけど、最近ゆっくり音楽を聴く時間がもてなかった私が唯一毎日聴いているアルバムということで、ご了承下さい。
キース・ジャレットは60年代後半から活躍し始めたジャズ・ピアニストです。小さい頃からクラシックの世界で「神童」などと呼ばれていたようですが、高校卒業後は一転、ジャズ・ミュージシャンとしてのキャリアを築いていきました。とはいっても数多くの素晴らしいクラシックのアルバムも作ってはいるんですけどね、今でも。そっちのアルバムもいつか紹介したいものですが、それはひとまずおいといて話を進めます。60年代後半から70年代にかけて大活躍したピアニストは、他にハービー・ハンコックとチック・コリアがいるんですが、彼らが徐々にエレクトリックな世界に足を踏み入れていったのに対し、最年少のキースはずっとアコースティックにこだわって演奏活動を続けていきました。これはどちらがいいというわけではないんですが、確かにキースの音楽はアコースティックでこそ生きてくるように思います。
このアルバムは、病で伏せっていたキース・ジャレットの久々の新作です。初めてレコード店で1曲目の「I
Loves You, Porgy」(ところでなんで love に s が付いているんだろ?)を試聴した時は、聴き始めて数秒後に背中に感動の電気が走り、身体中の力が抜けていって骨抜きになっていく自分に気がつきました。で、「こんなところで骨抜きになっちゃまずいっ!」と思い、そこで試聴をやめ、買って帰ってきました。その後、いかに感動したかはこちらのページで述べた通りなんですが、買って2週間以上経つ今でもまだその感動は衰えることを知りません。ある意味すっごく恥ずかしいんですけどね。
「I Loves You, Porgy」以外で特に気に入っている曲は「Someone
To Watch Over Me」「Blame It On My Youth」「Shenandoah」あたりですね。特に心を揺さぶるのは「Shenandoah」で、もうこれを聴くと条件反射のように感動して涙腺がゆるくなってくるんですよ(最近は泣かないよっ!:笑)。でももし私が役者になって泣く演技をしなくちゃいけない時は、この曲をかければ一発で泣けるな、きっと。ま、役者をやる予定なんざこれっぽっちもない(というか出来ないっつーの)から関係ない話ではありますけどね。
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